ひとりごと

2014/08/22

故郷の話

かさ上げ地

久々です。予想ネットいろいろ担当ムラカミです。

実は今週夏休みを利用して帰省してきました。
お盆時期に帰省するのは久しぶりです。

私の実家は岩手県の陸前高田というところにあります。
聞き覚えのある方がいらっしゃるかもしれませんが、
先の東日本大震災で甚大な被害に遭った街です。
「奇跡の一本松」の話題で震災後もたびたび報道されました。

実家は高台にあるので被害を免れましたが、
慣れ親しんだ小さな街は、津波によってまさに「消失」してしまいました。

あれから3年・・・(話し出すとキリがないのでいろいろ割愛)。
今回は街の復興具合をちょっとだけレポートしたいと思います。

旧市街を臨む

写真はかつての市街地を高台から撮影したものです。
ご覧のとおり何もないので説明しがたいのですが、
ぎっしりとは言わないまでも、ここからは多くの住宅や
商店が見えました。今はアスファルトの道路にその名残を残すのみです。

この市街エリアは、現在「かさ上げ」工事の真っ最中。
近くの山を削って土砂を盛り、標高をあげようというわけです。

かさ上げ地

この写真はそのかさ上げ地ですが、だいたい5m~7mくらいですかね。
最大11mかさ上げするようです。はたしてどれだけの土砂が
必要なのか・・・(約800万立方メートルという話がありますが、想像がつかないですね)。

で、この大事業を短期間で完了させるために投入されたのが
この巨大ベルトコンベアー群です。デカい!(左のショベルカーと比べてください)

巨大ベルトコンベア

トラックで土を運ぶと10年かかるところを、2年で済ませてしまうそうです。
これが3kmほどにわたって展開されていて、
海辺はその作動音も相まってさながら巨大な工場のようです。

その一画に「奇跡の一本松」のレプリカが存在しているのですが、
この記念碑の情緒性とかセンチメントが生み出す静的な空間と、
ベルトコンベアー群の復興に向けた力強いうなり声が
見事なまでに静と動のコントラストを生み出していて、
一帯は不思議な雰囲気が漂っています。

過去と未来、生と死、思い出と希望。
(元)地元民としてはなんとも不思議な感覚です。

かさ上げ地は、最終的に記念公園になるようです。
日本百景にも選ばれた「高田松原」を復活させる話も聞きました。
元あった街の機能、商店や住宅は山側に再建されていて、
帰省するたびに山が削られ、地形ごと変わっているので驚いてしまいます。

もともと過疎の街ですから、「復興」が何を指すのか、
ゴールはどこなのか、という難問を抱えていると思います。

故郷から離れて東京で働いている身なので複雑な思いがありますし、
これからの人生で故郷とどう関わっていくべきかいろいろ考えます。

ひとまず今はしっかり働いて、、
両親におこづかいをたくさんあげて、
それを地元で消費してもらうということを地道に
やって行きたいと思います(超間接的貢献)。

あ、あとふるさと納税とか。。。

ちなみに「あまちゃん」で有名になった岩手県の方言、
「じぇじぇじぇ」ですが、私の地元では「ばばば」なんですよ。

「じぇじぇじぇ」なんてほんとに言うのかよーなんて思ってたんですけど、
地元の友人の指摘ではっとしたしだいです。あ、ばばばか!あのばばばのことか!

すごく驚くとと「ばばばばば」くらいいきますよ。ええ。